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2025.10.16

細部に宿る、静かな情熱。デコ好きの原が語る「整える面白さ」

「細部へのこだわりを楽しめる人こそ、いい仕事をする」。

その証明をするのが、抗えないほど”デコ”が好きな品質管理チームの原さんです。

キラキラとした素材を組み合わせ、細部に魂を込める——そんな姿勢が、“間違い探し”のように原稿を磨き上げる今の仕事につながっています。

今回の社員紹介では、ウーフーライターの私・秋が、原さんの「几帳面でも完璧主義でもない、こだわり上手な働き方のヒント」を伺いました。

原沙星羅

品質管理

品質管理ディレクター

原沙星羅

1998年生まれ。学生時代の約3年間、女子高生向けのWebメディアでライターをしていた経験を活かして、2020年12月にスタジオウーフーに入社。入社当時から品質管理ディレクターとして、記事の品質管理などを担当する。読者視点を大切に、情報の信頼性・有用性を追求しながら、チーム一体でより良いコンテンツ制作に取り組む。芸能・食・動物といった幅広いジャンルを受け持ち、これまでの担当案件は50を超える。

ライターから制作会社へ。作り手として新天地に

学生時代にライターとしてのキャリアをスタートし、コロナ禍をきっかけに制作の世界へ転身した原さん。

「細かい作業を整えていくのが好き」という感覚を原動力に、完成度を高める仕事を日々楽しんでいます。

ー まずは自己紹介をお願いします。

入社して4年ほど、品質管理チームでライターさんが書いた原稿をチェックしています。誤字脱字・表記ゆれ・文体などを整える仕事です。クライアントさんやライターさんとすり合わせながら完成形をつくっていきます。

ー どんな経緯でスタジオウーフーに入社したのでしょうか?

きっかけはコロナ禍でした。当時は、女子高生向けのWebメディアでライターのアルバイトをしていたのですが、案件が減ってしまって。安定した正社員の仕事を探していたときにスタジオウーフーの求人を見つけました。

文章を見る作業が楽しかったので「制作に関われるなら」と思って応募したんです。本当に立ち上げのタイミングで、私は社員第一号でした。

ー 入社当時はどんな状況でしたか?

オフィスは今よりずっと小さくて、カメラマンさんやエンジニアの方を含めても5人くらい。 一部屋にみんなで集まって仕事をしていて、まるで家で作業しているような雰囲気でした。

ー 入社してから、仕事のやり方や考え方に変化はありましたか?

「原稿には必ず間違いがあると思え」と教わって、その意識をずっと持ち続けています。誤字脱字だけじゃなく、表記ゆれや情報の誤りも見逃さないようにする。間違い探しのような感覚で、誤字を見つけるのが面白いです。

細部を磨く時間が楽しい。止まらないハンドメイド欲

文章の一文字にもこだわるように、ラインストーンの配置にも妥協しない。そんな彼女の“整える”センスは、ハンドメイドにも仕事にも通じている。細部を極める楽しさを語ってもらいました。

ー 最近ハマっていることを教えてください。

ラインストーンでデコるハンドメイドです。高校生のときに、アイドルのうちわをデコったのが最初です。そのときは加藤シゲアキくんのうちわを作っていました(笑)。

最近またTikTokでデコ動画が流行っているのを見て、「やっぱりかわいいな」と思って再熱しまして。100円ショップで売っているキティちゃんの小物ケースをデコったりしています。

ー とってもかわいいです!デコの醍醐味は?

細かい作業なんですが、黙々とやっていると気持ちが落ち着くし、完成したときの達成感がすごいんです。完成間近が一番テンション上がりますね。もうちょっとだ!って。

ー 一番思い入れがある作品は?

キティちゃんの扇風機です。かわいい市販品が見当たらなかったから、自分で作っちゃおう、と。ピンクのスプレーで塗ってから、ラインストーンを貼り付けました。

内部にスプレーが入らないようにマスキングする必要があって、マスキングに2日、スプレーや乾燥に3日、全部で1週間くらいかかった大作です(笑)。

ー すごすぎます(笑)。作業中に意識していることは?

“ハニカム構造”を意識して並べています。 蜂の巣のように、点と点の間に三角形を作るイメージで配置していくと、隙間が埋まって整って見えるんです。ラインストーンの大きさをそろえると、きれいに光が反射します。

ー 仕事との共通点もありそうですね。

どちらも「細かい部分を整えて、全体の完成度を上げる」作業です。 ラインストーンの並び方ひとつで見え方が変わるように、文章の中の一文字でも印象が変わる。黙々と作業して“整える”ことが好きなんだと思います。

ー 作品をSNSでも公開しているとか?

はい。ひっそりとSNSに載せています。同じ趣味の人と交流したり、別のデコり方を教えてもらったりしています。「かわいい!」「私もやってみたい」とコメントをもらえるのも嬉しくて。“デコり布教”みたいな感じです(笑)。

ー 継続するコツはありますか?

短い時間でも「今日は目だけ貼ろう」とか、無理なく続けることがコツだと思います。最初はなかなか手が動かなくても、続けているとどこかしらでゾーンに入って一気に集中できるんですよね。

チームを支えるのは、言葉よりも“整える力”

たくさんの人の想いを受け取りながら、バランスをとってまとめていく。その繊細な“整える力”こそが、チームの安心感をつくり出しています。

静かに場を整える彼女の存在が、スタジオウーフーを支えています。

ー やっぱり性格は几帳面なタイプですか?

いえ、好きなものにはとことんこだわりますけど、そうじゃないものはおおざっぱですね。掃除とかは苦手で角を丸く掃くタイプ(笑)。ハンドメイドや原稿チェックのように集中できる作業は好きなので、そのときは凝り性になれます。

ー メリハリがありますね。スタジオウーフーでは、どんなふうに過ごしていますか?

意見をしっかり言う勤勉で誠実なメンバーが多くて、ディベートも活発なのですが、私はどちらかというと静かな聞き役。みんなの意見を聞いて、自分の中で整理してから話すようにしています。

ー コミュニケーションの取り方も工夫しているんですね。

オンラインでもよく話します。わからないことがあればビデオ通話で確認したり、チャットで相談したり。地方のメンバーが増えたことで、むしろやり取りが密になったと思います。

こういう勤勉でコミュニケーション力が高い人が、スタジオウーフーに向いていると思います。

ー そんな環境で、やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

ライターさんとクライアントさんの意見をうまくまとめて、「いい感じに仕上がりましたね」と言われたときです。

どちらか一方ではなく、両方にとって納得のいく形にできたときに、“完成した!”という達成感があります。その感覚が、デコの完成とすごく似ています。

ー メンバーの中で、好きな人は?

品質管理チームのなおみさんです。私の次に入ってきた方で、パートとしてずっと働いてくださっていて、とても頼りになる存在です。

なおみさんは、仕事がとても早くて正確。 みんなのサポートを自然にしてくれて、まるでお母さんみたいな人です。私が「どう伝えようかな」と迷っているときも、議論の途中でスッと間をとるように意見を言ってくれるので、 その場が一気に落ち着きます。

「言いづらいことも、正しいと思ったら伝える」という姿勢は本当に尊敬しています。 私はまだ最年少の立場なので、ああいう風にスパッと発言できるようになりたいです。

好きなのは“積み重ねる美しさ”

達成感をひとつずつ重ねていく時間が、いちばんのご褒美。慣れてもなお、初心を忘れず、丁寧に積み上げていく。その姿勢は、仕事にもハンドメイドにも共通しています。

ー この記事を読んでいる方に、好きなことを極める極意を教えてください。

ラインストーンも仕事も、慣れたときこそ危ない。だから常に初心を忘れず、少しずつ積み重ねるようにしています。 数をこなせば見える景色が変わるし、小さな達成感が積み重なって上達していきます。

ー 最後に、大好きなラインストーンの魅力を一言で!

「ラインストーンはいいぞ!」です(笑)。キラキラを見ているだけで癒されます。作品の数が増えたら、ショーケースに飾ってゆっくり眺めたいですね。

取材後記

取材中に原さんが見せてくれたデコ作品は、細かい部分まで丁寧に仕上げられていて、まるで宝石のよう。普段は穏やかで控えめなのに、“好き”の話になると目が輝きます。

文章を整える仕事も、ストーンを並べる作業も、どちらも根底にあるのは同じ――「整えることの楽しさ」と「積み重ねの美しさ」。

その姿勢が、スタジオウーフーの品質を静かに支えているのだと感じました。

スタジオウーフーでは、親会社アンドストーリーと手を組み、SEO記事や取材記事、ホワイトペーパーやメルマガなど幅広くコンテンツを制作しています。お気軽にご相談ください。