ストーリー
2025.10.30
1本の記事が生まれるまで。ライターとスタジオ・ウーフーが紡ぐ“制作の舞台裏ストーリー”
この記事では、ライターの私がコンテンツマーケティング事業を行う株式会社スタジオ・ウーフーとともに歩んだ舞台裏ストーリーをご紹介します。
スタジオ・ウーフーとのお付き合いは、Web検索でスタジオ・ウーフーを見つけてライター登録したところから始まりました。
ライターとして活動し始めた当初は、クラウドソーシングを中心に案件を探していましたが、「発注する側の体制が整っていない」と感じることがしばしばありました。
今回は、クラウドソーシングのサービスと比較しながら、スタジオ・ウーフーとの記事制作の様子をご紹介したいと思います。
スタジオ・ウーフーとの出会い
スタジオ・ウーフーとのお付き合いは、Web検索で「ライター 募集」「ライター 登録」といったキーワードで仕事を探していくなかで出会いました。
それまではクラウドソーシングでライティングの案件を探して応募することが多かったのですが、発注する側の体制が整っていないことがよくありました。指示が曖昧だったり、極端に納期が短かったりして、ライターの負担が大きい案件もあります。
そこで感じたのが、「発注する側にもスキルが必要」ということです。
ライターに求めることをわかりやすく伝えて、的確なフィードバックをするには、ディレクションのスキルが欠かせません。
まずその点において、クラウドソーシングとスタジオ・ウーフーで大きな違いを感じました。
スタジオ・ウーフーの最初の案件は、電話で依頼がありました。記事執筆の依頼はメールで来ることが多いのですが、初回だったためか電話で詳しく説明があり、丁寧な印象を受けたことを覚えています。
その際に執筆したのは、スキルアップをしたい方のための情報サイトに掲載するコラム記事です。自分自身が英語講師の経験があり、プロフィールを見てご依頼いただいたようでした。
初めてのお仕事でしたが、全く問題なくスムーズに進みました。執筆するメディアの目的や、どんな文体が求められているか、どんな読者がいるか、といった情報も詳しく共有してもらえたので、しっかりと読み手をイメージしながら執筆できたことが大きいと思います。
スタジオ・ウーフーで感じた他現場との違い
スタジオ・ウーフーのような制作会社からのご依頼はメールで完結する場合が多いのですが、メールのみのコミュニケーションでは細かいすり合わせが難しく、提出後に大幅な修正になることもあります。
スタジオ・ウーフーの場合は、「急ぎの案件は電話」「リピートの依頼はメール」など、案件の内容によって依頼の仕方を変えてくれます。文章で伝わりづらい内容がある際は、オンラインミーティングで説明してくれるので助かっています。
求められている文章のニュアンス的な部分も音声でお互いに確認できるので、ミスコミュニケーションの防止に役立つと思います。
また、案件ごとに担当ディレクターがいることも、スタジオ・ウーフーの特徴です。
クラウドソーシングでは、総合窓口が1つだけ設けられていて、「誰が責任者なのかよくわからない」ということもありますが、スタジオ・ウーフーの場合は、同一の案件の場合はいつも同じディレクターとお仕事をすることになります。
リピートの案件が多く、前回のフィードバックをもらえるので、回を重ねるごとにブラッシュアップできていると感じています。同時に、信頼関係も構築されていきます。
ライター側のメリットとしては、専門性を活かした仕事ができることもあげられます。
スタジオ・ウーフーのディレクターは、ライターの語学や資格などの専門性や得意な文体を詳しく把握していて、それに合った案件を紹介してくれます。ライターは自分の知見を活かした記事が書けるのでモチベーションが上がり、より質の高い記事制作につながります。
私の場合は、企業でのマーケティング業務の経験を活かしたスライド作成や、契約書の英訳、FP資格を活かした投資家向けの記事制作のお仕事などをご依頼いただきました。
スタジオ・ウーフーのディレクターに感じたこと
スタジオ・ウーフーの皆さんは、ライターを「チームの一員」として接してくれます。
発注者のなかには、「ライターは指示された通りに文章を書いてくれればいい」と思っている人もいます。しかし実際は、その文章がどんな目的で使われるのか、読み手はどんな人か、クライアントはどんな文章を求めているのかなど、細かい内容を聞かないと質の高い記事を書くことはできません。
スタジオ・ウーフーは、ディレクター・ライター・校閲担当者がチームになっていて、コミュニケーションも活発に行われています。
ディレクターが企画の方向性を示し、ライターがアイデアを「記事」という形にして、校閲担当者がファクトチェックや文章の修正を行うことで、アウトプットの質を高める流れです。
これは、スタジオ・ウーフーの皆さんが、ライターをチームの一員として認めてくれるからこそ実現できる制作体制だと感じています。
初めて取り組む案件の場合は、特にチームワークが重要になってきます。「お客様が記事発注をすること自体も初めて」というケースもあり、求められている記事のイメージが固まっていないことも珍しくありません。そんな時は、スタジオ・ウーフーのような制作会社の担当者と綿密な打ち合わせが必要です。
ここで足並みを揃えないと、「お客様から納品した記事について質問が来る → 制作会社の担当者が答えられない → ライターに都度確認」という手間が発生し、仕事が円滑に進まなくなってしまいます。後から大幅な修正が必要になる記事は、このスタート部分での認識合わせがうまくいっていないことが多いと思います。
スタジオ・ウーフーとのお仕事では、制作前・制作中に疑問があれば都度確認するだけでなく、納品時にも、「こういう部分に気を付けました」「特にここを重点的にチェックして欲しいです」といった細かい申し送りを行っています。
手間がかかる作業ではありますが、意思疎通がしやすくなるので、結果的に修正などの手戻りが少なくなっています。
執筆から納品までの裏話
先日、個人投資家向けにおすすめの企業を紹介する取材記事の執筆をご依頼いただきました。
書いた記事が雑誌に載るのは初めてで、とても嬉しく思いました。スタジオ・ウーフーは大手企業のお客様も多く、さまざまなお仕事のご依頼が来ることがライターとしての楽しみでもあります。
今回の案件では、ご依頼から取材まであまり時間がありませんでしたが、事前に詳しいヒアリングシートを共有してもらえて、質問にもディレクターがすぐに答えてくれたので、しっかりと準備をして臨むことができました。取材はお客様からお褒めの言葉もいただき、結果的に大成功となりました。
この案件のように急ぎの案件のご相談をいただくこともありますが、短納期でも質の高い記事をアウトプットできるのは、普段からディレクターとやり取りをして築き上げたチームワークのおかげです。
各ポジションに責任を持つ大切さ
記事の質は、「ライターのスキル × 制作に関わる人のチームワーク」によって決まります。
ライターにスキルがあることは大前提ですが、そのうえで、ディレクターがお客様の要望をしっかりとヒアリングして、ライターに伝わるように情報を整理してくれることも重要です。
さらに、品質管理担当者が、プロの視点でファクトチェックや誤字脱字チェックなどで記事の完成度を高めてくれます。このようにして、質の高い記事が出来上がります。
スタジオ・ウーフーの皆さんからは、「発注元」と「外注ライター」ではなく、同じチームとして一緒に良いものを作っていこうという姿勢が感じられます。今後も二人三脚でのコンテンツ制作を楽しんでいきたいと思います。
なお、スタジオ・ウーフーは親会社アンドストーリーと連携し、Web課題を網羅的に解決しています。お気軽にご相談ください。
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