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2025.9.29

好きが仕事を生む!家電好きの川野がどうしても『抗えない』ものは?

「その人の好きなものを聞くと、人となりがもっとわかる」。そんな経験はありませんか?普段は静かな人も、好きなこととなると途端に饒舌になって、いつもどんなことを考えているのか、考え方の癖なども垣間見えてきますよね。

今回のウーフー社員紹介では、「好き」を切り口にその人となりにフォーカス!品質管理チームでリーダーを務める川野寛太さんにお話を伺いました。仕事への向き合い方やウーフーでの日々はもちろん、「〇〇せずにはいられない」くらい、抗えない好きなものを通じて見えてくる人柄を深掘りします。

川野寛太

品質管理

品質管理ディレクター/リーダー

川野寛太

1994年、福岡生まれ。明治大学商学部商学科卒。新卒で株式会社ビックカメラに入社し、白物家電の販売接客に従事。退職後は株式会社マイベストにて白物家電記事の企画立案、商品検証、執筆、ラフ作成、有識者への取材などに携わる。その後、コンテンツ戦略をより深めるためSEO会社へ入社。美容医療、転職サイトなどのWebメディア運営を行った。スタジオウーフーでは、チームのマネジメントを担いつつ、記事の品質管理、SEO分析、自社メディアの運営を担当する。

「好き」が仕事に。コンテンツ制作を始めたきっかけ

多様なキャリアを経て、現在はスタジオウーフーの品質管理チームを率いる川野さん。家電販売から始まり、比較メディアの編集・取材、SEO会社での実務を経験しながら「コンテンツ制作」と「マーケティング」の両輪を磨いてきました。

福岡へのUターンをきっかけに、クライアントワークと自社メディアの両立ができる環境にたどり着いた今、その魅力ややりがいについて伺いました。

ーー まずは自己紹介をお願いします。

現在は、スタジオウーフーの品質管理チームでリーダーをしています。福岡で生まれ、小学3年から千葉・浦安で育ちました。大学卒業後は東京で働きましたが、“やっぱり福岡に戻りたい”という思いが強くなり、2023年にUターンしました。

ーー これまでのキャリアを簡単に教えてください。

大学卒業後、最初はビックカメラで白物家電の販売を経験しました。実は学生の頃から“コンテンツ制作に携わりたい”という想いがあったのですが、発信には専門性が必要だと考え、家電を選んだんです。

その後、株式会社マイベストで比較記事の企画や商品検証、有識者への取材、画像のラフ作成などを担当し、SEO会社での実務を経て、制作からマーケティングまで一通り学びました。

ーー スタジオウーフーに入社した経緯は?

マイベストを退職してSEO会社に入ったのですが、半年後にGoogleのコアアップデートで事業が縮小。自主退職を考えていたところ、Wantedlyで社長に声をかけてもらいました。

クライアント案件の責任感、自社メディアと両立できる環境、そして多様な経歴の仲間たち──“ここなら挑戦できる”と感じて入社を決めました。

ーー 色々なタイプのコンテンツ制作に携わってきたなかで、ウーフーの魅力は?

前職は自社メディアなので失敗しても調整できる余地がありました。でもスタジオウーフーはクライアントがいて、その成果物に責任がある。そこがやりがいであり、緊張感でもあります。

その一方で、このウーフーメディアのような自社コンテンツもあるので、いいバランスが取れていて魅力を感じています。

抗えない!川野さんの好きなもの

最近ハマっているものは?と聞くと「たくさんありすぎて…どれから話しましょうか」と目の奥がきらりと光った川野さん。サッカーや海外ドラマ、アニメや漫画、家電まで幅広い“好き”の世界に迫ってみました。

選手のエピソードまで深掘りするとより楽しい「サッカー」

ーー まずはサッカーから。どんなところに惹かれていますか?

サッカーは小・中学校時代に7年やっていたので、体に染みついている感覚があります。今は観る専門ですが、プレミアリーグが特に好きですね。

実はリーグごとにサッカーも特色があって。イングランドのプレミアムリーグは中でもスピード、当たりの強さ、テクニックなどの総合力がすごいんです。

有名どころでいうとスペインリーグもありますが、こっちはテクニック重視だったり、リーグごとの特徴を知ると、楽しさが増します。

ーー ただ観るだけでなく、背景まで調べるのが好きだとか。

そうなんです。“なぜこの選手がピッチに立っているのか”まで深掘るのが面白い。

例えば、怪我で2年も試合に出られなかった選手が、復活してピッチに立つ。そういう文脈を知ると90分の景色が全然違うんですよ。 これって仕事にも共通するかもしれません。

例えば、企画書や記事を作るときも“この情報がここにある必然性”を考える癖があるのですが、考えてみればサッカーの見方と同じですね。

設定のうまさにハマっている海外ドラマ

ーー 海外ドラマも好きだとか?今はどんなものを観ているんですか?

美容師さんに「観てみてよ」と勧められたのがきっかけで今ハマっているのが『ストレンジャー・シングス 未知の世界』ですかね。

1980年代のアメリカという舞台設定が未知の世界で、細部の作り込みにワクワクします。夜更かししてでも“次はどうなる?”と観続けてしまいますね(笑)

ワインが好きなので、ワイン片手に観る時間は至福のときです。飲み過ぎて記憶が薄れても、また新鮮な気持ちで楽しめる。それもまた幸せです。

そして今、ファイナルシーズンが11月に始まるのを前に絶賛そわそわしてます。“全シーズン見返してからじゃないと観ない”という鉄の掟を自分に課してるところです。

ーー 国内ドラマと海外ドラマの違いも感じていますか?

う〜ん、日本のドラマは12話で“最高のまま終わる”美しさがありますよね。でも海外は何シーズンもあるからワクワクが長続きするのが好きなところかもしれません。

シーズンを重ねるごとに、長い時間をかけてキャラクターや関係性が変化していく。その話の進め方が“次を見たい”を生むんです。

これって記事構成にも似ていて、最初に強い“設定”を置き、節目ごとに“次を読みたくなるフック”を作る。記事制作でも大切なことが詰まっていますよ。洋ドラマからも学んだ気がします。

ーー ハマり始めると深掘りするのが川野さんの行動スタイルにも思えてきました。

確かにそうかもしれません。僕は好きな曲を繰り返し聴くタイプ。漫画も何度も読み返すんです。漫画なら、二周目、三周目で初めて気づくセリフや伏線に出会えるのが快感です。

音楽でも、何度も聴いていると最初は聞こえていなかったベースの旋律にグッときたり……。噛めば噛むほど新たな味との出会いがあるって感じでしょうか。

これって、今の品質管理の仕事で“何度も読み返してちょっとしたミスや情報の意味に気づく”ことにすごく通じている気がします。

好きを突き詰める面白さはコンテンツ企画に似ているかも

インタビューの合間で「とことん調べずにはいられない性格です。仕事でも企画書を詰めきれているか気になるし、プライベートでも商品を買うときは口コミや雑誌を徹底的に調べます」と話してくれた川野さん。

仲間からは“熱いタイプには見えないけど、実は熱い人”と評されることも多いそう。そのエネルギーの源は一体どこにあるのでしょうか。

物事を突き詰めた先にある世界にワクワクする

ーー 物事を突き詰めるようになったきっかけを教えてください。

はい、マイベスト時代に白物家電の比較記事を担当したのが大きいです。

特にロボット掃除機の記事で、上司が『家電批評』出身の方だったんですが、企画書がなかなか通らなくて悔しくて。上司の求めるクオリティをなかなか満たせず、頭を抱える毎日でした。

僕は認めてもらえず、上司はいい企画書があがってこずで、お互いにカチンときてましたね(笑)でもこの経験があったから、コンテンツに真摯に向き合う大切さを学びましたし、自分の浅はかさに気づくことができました。

そこからは意地になって、自分で最新機種を買って自主検証したり、資格を取ったり、関連雑誌を読み込んだり、家電量販店をうろついてみたり。プロと名乗れるようにいろいろ努力をして、少しずつでも成長したいと考えていました。

“物事を突き詰めることの大切さ”を教えてくれた当時の上司には、心の底から感謝しています。

ーー すごい熱意です!突き詰めることを楽しんでますね

家電って“性能が良いかどうか”だけじゃなくて、“生活をどう変えるか”が本当の価値なんです。

ロボット掃除機なら“床が綺麗になる”だけじゃなく“自由時間が生まれる”。さらに深掘りすれば、“勉強する時間ができる”とか“Netflixを観られる”とか、奥の奥のニーズがある。

ドラム式洗濯機も同じですね。“洗濯・乾燥ができる”っていう機能以上に、買う人の背景に理由があるんです。例えば、“ベランダが2階にあって、洗濯物を持って上がるのが大変”とか。だから必要なのかもって。ユーザーニーズを考えていくと結構楽しいですよ。

ただ、最初に思いついたアイディアはちょっと疑ってかかるようにしていて。“より良いアイディアがあるかも”と思うのはもちろんですけど、“自分ラクしようとしてないか?”とか、“これでいいや”って思い込もうとしてるんじゃないかって、そっちが気になっちゃいますね(笑)

ーー 雑誌もよく読むそうですね。

『家電批評』『MONOQLO』『LDK』は今でも手に取ります。ランキングを見るのも面白いけど、“評価軸の裏側”に惹かれるんです。

なぜこの検証をするのか?どういう市場ニーズを見ているのか?そこから“まだ満たされていないもの”を見つけるのが楽しいです。

ーー どうしてそこまで“好き”に真剣になれるんでしょう?

単純に、私にとっては好奇心が報酬だからかもしれません。どんな世界でも深掘りすればするほど解像度が上がりますし、知らなかったストーリーが見えてきます。

高校時代には世界史が好きで分厚い専門書を買ったりして深掘りしていました。その面白さが高じて世界遺産検定を取ったのですが、それも同じ動機です。

いまでも、仕事ではコンテンツの切り口やアプローチ方法に“A・B・Cしかないと思ったけどD・Eはないか”と探しちゃう。新しい切り口を見つけるのが僕にとっての楽しみなんです。

夢中になれるものがあると仕事はもっと楽しくなる!

仕事に正解はなくても、「どう楽しむか」は自分次第。役割に境界線を引かず、チームを前に進める姿勢が、川野さんのキャリアを形づくってきたといいます。

ーー この記事を読んでいる方に仕事を楽しむ極意を教えてください。

夢中になれるものがあると、仕事がぐっと楽しくなります。とはいえ、楽しむにはある程度の知識やスキルが必要。その練習や努力を続けるからこそ“面白い”と思える瞬間に出会えるんです。

プロの絵描きは何日もかけて1枚の絵を仕上げますよね。僕だったらたぶん1時間ぐらいで終わります。だからプロの絵描きには見えているものが、僕には見えていないんだと思います。

でも、それが見えたときに初めて“成長できた”“楽しい”って感じるはず。仕事の成長曲線ってある日突然伸び始めるものだと思っているので、僕はいつもその瞬間を楽しみに仕事をしています。

ーー 最後に川野さんを一言で表すと?

好奇心旺盛、ですね。これからも新しいことに出会い、自分の世界を広げ続けたいです。

スタジオウーフーでは、サッカーに例えるならチームを前に進めるために、自分がボランチでもフォワードでもありたいといつも思っています。

品質管理は“守り”の役割に見えますが、実際は“攻め”の側面も強いんです。

取材後記

取材中、家電やドラマの話になると一気に表情が明るくなるのが印象的だった川野さん。その“好奇心のエネルギー”は、物事を深掘りした先にあるワクワクを知っているからこそなのかもしれません。

誰かに何かを伝えるコンテンツ制作という現場。川野さんの「知れば知るほど面白い!」という情熱が、コンテンツづくりにも自然と注がれているのだろうと実感しました。

スタジオウーフーでは、親会社アンドストーリーと手を組み、SEO記事や取材記事、ホワイトペーパーやメルマガなど幅広くコンテンツを制作しています。お気軽にご相談ください。